ソーラーで削減

太陽光発電とは？

太陽光発電は、太陽の光エネルギーを電気に変換する発電システムです。住宅用の太陽光発電は、屋根に太陽電池を取り付け、太陽の光で電気をつくります。

太陽光発電のメリット

石油や石炭などのような化石燃料は、使い続ければいずれなくなってしまうものです。しかも、石油や石炭を燃焼させて電気を起こす火力発電は、発電時にCO2（二酸化炭素）や、SOｘ（硫黄酸化物）、NOx(窒素酸化物)などの大気汚染物質を発生させています。

それらに比べ、太陽の光は無尽蔵のエネルギーです。これを活用する太陽光発電は、クリーンであることが大きなメリットです。発電の際に地球温暖化の原因とされている二酸化炭素（CO2）も、発電時にはまったく排出しません。騒音もなく、排気ガスも排出しませんので、環境にやさしいクリーンなエネルギーなのです。

また、地震や台風などの災害により停電になった場合でも、太陽光発電の電気が供給されますので、太陽が照っていれば電気を使うことができます。

余った電力は売電もできる

太陽光発電で生み出した電力は、住宅などで使用することができます。こうして太陽光発電からの電気を有効に使うことで、家庭の光熱費全体を大幅に抑えることができます。
さらに使いきれずに余った電気は、電力会社が買い取ってくれるようになっています。

システムの寿命は

太陽光発電システムの寿命は比較的長く、現在の太陽光発電の耐用年数は、20年以上といわれています。ただし耐用年数は、設置場所などの環境の諸条件によって変わるようです。

太陽光発電は、どれも同じ？

太陽光発電は各メーカーにより、「価格」「発電効率」「保証内容」が異なるようです。メーカーの比較をする時に、この3点を中心に検討をすると良いでしょう。 
 

太陽光発電の設置価格と、補助金

太陽光発電の平均的なシステム価格

新エネルギー財団の調べによると（2007年度）、住宅用太陽光発電の平均容量は3.59kWで、平均価格は工事費込みで1kWあたり69.6万円です。これらの数値から、平均的なシステム価格は約250万円と推定されます。

補助金

2009年から、国の太陽光発電への補助金制度が復活しました。それにより、現在では国や各地方自治体の補助金を利用することで、低予算で太陽光発電を導入する事ができます。国による補助金は、太陽電池出力の場合、1kWあたり7万円となっています。地方自治体からの補助制度は、自治体ごとに条件、受付時期、締切りなどが異なりますので、注意しましょう。自治体によっては最大50万円もの補助金を設定しているところもあります。

また、補助金制度を利用したいと思うなら、自分から申請しなくては受けることはできません。太陽光発電を購入すれば、誰でも補助金を受けられるものではないからです。そして、自治体に補助金制度があるかの確認し、申請が間に合うか、まだ受付の枠内に入っているかを確認した上で、補助金交付申請をする必要があります。