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デマンド・コントローラー

デマンド・コントロールとは

デマンド・コントロールとは、需用電力(デマンド)を常時監視し、契約電力を超えないように回路負荷を制御する装置です。デマンド(最大電力)を監視・制御し、基本料金(最大電力)を押さえます。設定した値を超えた場合には自動的に使用している電力を落としてくれます。

電気の使用量を監視するデマンド・コントローラーは、目標数値を1時間当たり、何キロワットに設定できます。この数値に電気の使用量が近づくと、警告音や音声で節電の注意を呼び掛けるタイプや、携帯電話に警報メールを送信するタイプなどもあるようです。

商業施設などの電気設備の保守管理、高圧電力を使用する工場、電気料金を見直して経費削減をしたい事業所などに、利用されています。

デマンド・コントローラーは、省エネ対策だけでなく、契約電力の超過を防止できるので、契約電力ぎりぎりまで電力の有効利用ができます。それにより、電気料金の削減を自動的に行えます。

現在、ほとんどの高圧受電事業所は、年間の最大電力値で基本料金が決定する実量(デマンド)契約制です。このデマンド・コントローラーを設置することで、平均して電力を使用する負荷平準化を実現することができるので、最大電力値が下がり基本料金が下がります。