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電気料金の仕組み

電気料金の仕組み

ここで取り上げている「電子ブレーカー」とは、低圧電力(動力200ボルト)契約の基本料金を削減できるブレーカーのことです。ここでは、なぜ基本料金が安くなるのか、料金決定方法について紹介します。

低圧電力の基本料金・算定方法

■低圧電力の「基本料金」は下記の算定方法により、各電力会社にて決定されます。

  • 「基本料金」=「契約容量(KW)」×「基本料金単価(円)※」×「力率割引※」
  • (※基本料金単価~各電力会社によって異なる)
  • (※力率割引~電気機器の力率によって、力率割引・割増しされます)

■契約容量(KW)の決定方法は2つあります。 

  1. 負荷設備契約
    現在ほとんどの方がされている契約。事業所にある機械のモーター容量の総合計KW(キロワット)を、単純に契約容量として割り出し、基本料金を掛けて算出する方法。
  2. 主開閉器契約(ブレーカー契約)※平成8年1月から施行
    モーター容量にかかわらず、実際に機械の稼動時にブレーカーの電流値を元にして契約容量とする方法。

実際に電気容量を見直すと、契約電力をもっと小さくできるケースがあります。そんな場合は、低圧電力の契約を「負荷設備契約」からより契約内容の小さな「主開閉器契約」に変更することが可能になり、基本料金が大幅に削減できます。

このとき、電子ブレーカーを使用すると、従来のブレーカーでは不可能であった最適の定格電流を設定して、CPU制御により、使用している機械の最大電力を監視してくれます。安全性も高く、本来使っている電気容量に合わせて契約することができますので、大幅な基本料金の削減を実現できるのです。