正しい電子ブレーカー導入方法と
悪質業者対策について
悪質業者対策について
トラブル&詐欺事例
ここでは、電子ブレーカーのトラブルと詐欺事例についてまとめています。
使用電力削減のはずが、とんでもないトラブルに?
電子ブレーカーは、適切な処置を行えば電気料金の削減につながるといわれている設備です。しかしながら、悪徳業者にひっかかるととんでもない事態を招く恐れがあります。
実家で酪農を営むAさんもそんなトラブルに見舞われた一人でした。
電子ブレーカートラブル&詐欺 Aさんの事例
電気保安協会を名乗る人物から電話がきて、「月々の使用電力が削減できる」との理由で電子ブレーカーの検討に来るといわれました。当日差し出された名刺には信頼ある企業の名前が。安心して電子ブレーカーの設置をお願いして、口座番号と捺印を完了させました。
設置された電子ブレーカーは、一般人の日曜大工レベル。電気使用の一定容量を超えると警告ブザーが鳴る仕組みですが、仕事上頻繁に容量を上回りブレーカーを入れ直す必要がありました。そしてある日、ブレーカーが火を噴きました!
慌てて電気屋に連絡をとると、設定容量に無理のあるブレーカーで、しかも名刺の会社とは何ら関係のない業者だと判明。後日調べたところ、勝手にリース契約をされていて総額は50万円近くに!司法書士に相談しながら解約を試みる大騒動に発展してしまいました。
電子ブレーカー詐欺に遭わないための注意ポイント
Aさんのような電子ブレーカートラブル&詐欺に遭わないためには、次のようなポイントに注意しましょう。
- 電気代が下がるという甘い言葉に安易に乗らない
- 売り込みがしつこい業者には警戒する
- 価格が明示されていない・妥当かわからない場合は、徹底して調べる
- 導入後のトラブルを避けるため、必ず導入実績を確認する
- 低価格・高保証に惑わされず、信頼のおける業者かどうか見極める
Aさんのように不適切な容量の電子ブレーカーを導入されたり、相場よりもかなり高い費用を請求される事例が多いようです。連絡できなくなるなどのトラブルも頻発しているので、名刺をもらっても導入前に必ず裏をとることが大切です。